あらすじ
高校を卒業したら、この活動を辞めるつもりだった。
たまたま流行の歌をカバーしたのが跳ねて、それから唯一無二の声とか色々言われていたけど。
でも、伸びないんだから仕方ない。
ネットの海で誰が聞いてるか分からない歌を垂れ流し続ける日は耐えきれなかったから。
ただ、転校した先には貴女がいた。
彼女はいつも1人だったけど、イヤホンをしていたりヘッドホンをしていたり、リズムに身を委ねて体を揺らしていること多くて、人から話しかけられることに辟易していた私は、自分から彼女に近づいた、自分のマイナーバンドの話を嬉々として話す彼女に私は自然と惹かれていったけれど、私は葛藤していた。
このまま彼女に歌うことをやめると伝えるかどうかを。
歌うことをやめると話した時も、彼女の瞳の灯火は消えることなく、煌めいて私を離さなかった。
歌うことをやめないで、彼女の声に私は応えることができるか不安だったけれど。
その言葉に突き動かされて、私は明かりのないステージに立った。
1つ、また1つ明かりが増えていく海に私は今までにない高揚を覚えた。
歓声も拍手もバンドメンバーの楽しそうな顔も、そして私は歌うことの楽しさを思い出した。
ずっとこの時間が続けばいいなと思ってしまったんだ。
でも、神様は私を許してくれなかったね。
チャンスを与えてくれたあの子は文化祭のステージでいの一番にスマホのライトをつけて、高く掲げてくれたし、マイナーバンドの話もしてくれたのに私はずっと適当にあしらったり、夢を諦めようとしたね。
あの子はずっと、闘ってきたのに。私のために曲なんて作らなくていいのにと笑ったあの子はもう居ない、あの子が消えてから。
私は夢に、生に向き合うことを決めたんだ。
私は、あの子のためにたくさんのヒット曲を引っさげて、売れたよって胸を張って報告出来るために。今日も歌を歌って曲を作る。
安ダチ が【ライトオフ、ステージアップガール】を投稿しました。