あらすじ

2020年4月7日、緊急事態宣言。グラフィックデザイナーの更紗は、突然の在宅勤務で恋人との関係に亀裂が入り始める。孤独な夜、ベランダから聞こえてきたのは隣の部屋のギターの音色だった。  演奏者は夢を追う25歳のミュージシャン・蓮。  壁一枚を隔てた二人は、パンデミックという非日常の中で言葉を交わし始める。アベノマスク配布、GoToトラベル停止、変異株への恐怖――混乱する社会情勢の中で、彼らの心は次第に近づいていく。 「年が明けたら、会ってもらえませんか。今度はベランダ越しじゃなくて」  物理的距離を保ちながらも心の距離を縮める二人。  しかし度重なる緊急事態宣言、ワクチン接種、そして社会の変化が彼らの関係を試練にさらす。テレワーク、マスク生活、自粛要請――制約だらけの日常の中で育まれた愛は、やがて新しい時代へと歩を進める。  史上稀なパンデミックを生きた全ての人に贈る、現代的で切ないラブストーリー。 (※これはコロナ禍に私がつけていた日記をベースにしたフィクションです)

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カクヨム
カクヨム2025/07/26
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