あらすじ
御笠蓮(みかされん)は、何か満ち足りない気持ちを抱えながら生きていた。
そもそもは、1999年7の月――ノストラダムスの予言で記された世界の終わりを、心のどこかで信じていたことが発端だった。
10歳の夏休み、蓮は空を見上げ世界の終わりを思った。
しかし、世界は終わらなかった。
蓮は言いようのない喪失感を味わいながら生きていき、そして、2025年に通り魔に殺される。
まだ物心がつく前、引っ越してしまった女の子と遊んだ幼き日々を思いながら。
――だが、死に際に幼なじみの懐かしい声を聞くとともに、おかしな映像を見る。
それは、どこか違う世界で起こった、人類絶滅の様子だった。
そして、彼が目覚めると。
「おぎゃあ?」
そこは、1989年ーー平明元年、異世界の日本だった。
そして、蓮は透視能力に目覚める。
「おぎゃあ……!」
超能力は、脳から発せられるエネルギーである。
赤ちゃんは脳がもっとも発達する時期。
そして、身体が動かず、言葉もしゃべれない赤ちゃんのころは、純粋な念を発することができる。
(なら、赤ちゃんのときに念力を鍛えればーー?)
超能力ーーサイを最大限まで高めることができるのではないか。
そして、蓮は超能力を鍛える決断をする。
異世界の日本において、1999年7の月に幼なじみを救うため。
そして、人類を救うため。
(あれ? 俺、人外レベルになってない??)
※きりのいいところ(10万字ほど)まで毎日19:12に投稿します!!