あらすじ
【あらすじ】
ここは、この世とあの世を繋ぐ神様の為の旅館——『彼岸屋』
新宿の奥に存在する”神宿”に古くから八百万の神々に愛されてきた老舗旅館である。
彼岸屋を担うは若き当主、彼岸鳴。そして彼を献身的に支える護衛官の行実晴。
これは老舗旅館『彼岸屋』で繰り広げられる、ある冬の日のお話——。
【登場人物】
《 彼岸 鳴 》
二十九歳、男性。神々の宿泊する老舗旅館『彼岸屋』の若旦那。物腰柔らかな着物姿が印象的な青年。
平安の時代より続く『彼岸屋』の当代であり、この仕事を誇りに思っている。
五年前までは、護衛官である幼馴染の晴と共に、利用客である神様たちをそれぞれの担当神社へと送迎していたのだが、とある事故により現在は裏方へ。
誰に対しても敬語を使う(ただし子供に対しては外れることも)。陰陽師の家系ということもあり、結界術が得意。
《 行実 晴 》
二十八歳、男性。鳴とは幼馴染であり、彼の仕事を手伝う長身の青年。主に『彼岸屋』の利用客である神様を各地の担当神社へと送迎する仕事を担当する。基本的に無欲であるが、鳴のこととなると目の前が見えなくなる性格。
五年前のとある事故により裏方へ回った鳴を支えるため、それまで副業として手伝っていた『彼岸屋』の仕事を本業とした。元・警察官で、体術や剣術が得意。