あらすじ
片田舎にある名門女子校・清廉華高等女学院には、奇妙なしきたりがある。
新学期最初の木曜日の夜になると、寮に住む新一年生の間に籤が回される。
当たりを引いた生徒は、袴係として着物と袴を身にまとい、おつとめを果たさなければならない。
佐森水菜は籤に書いてあった空き部屋に行って、おつとめの内容を見て
途方に暮れていた。
そんなところに現れたのが、同じ新一年生の高峰薄葉だった。
水菜は何事にも物怖じしない薄葉に手を引かれて、おつとめを果たすために折り鶴を持って、校門近くに立っている鈴音桜という名の桜の樹を目指す。
はたして、二人がたどり着いた先には、同じように着物に袴姿の少女がいた。
「やあ、こんばんは」
やわらかな笑みを浮かべる少女は一体……?