あらすじ
高校2年生の荏原健也は、教室の隅で繰り広げられるカードゲームで連敗続き。
気がつけば、友人たちの勝負に巻き込まれ、小遣いもつい消えてしまう始末。
「どうせトランプなんて運に任せたゲームだろ」
そう強がってみても、彼の負け癖は直らない。
それでも勝負の高揚感は捨てきれず、今日もまたカードを握っていた。
だが、単なる運試しではない、本当の知略のゲームはないのか?
将棋やチェスのように時間のかかるものは休み時間には向かない。
もっと直感と駆け引きが交錯する、熱い勝負がしたい——
そんなある日、俺はふと立ち寄った骨董品屋で、埃をかぶった巻物と出会う。
無価値とされ、処分品の山に積まれたその巻物——
「THE GATE」
巻物から感じたかすかな気配。まるで、誰かが俺に語りかけているかのように——
それはかつて戦場で数多の戦略を巡らせ、敗北の痛みを知った古の騎士の亡霊だった。
「真の勝者とは何か、教えてやろう」
負け続けの高校生と敗北の亡霊。
運命に抗う者たちの一発逆転をかけた、熱き勝負の物語が今、幕を開ける。