あらすじ
マッチ売りの少女が、現代日本に生まれ変わったら何を語る? 欲望を可視化するマッチを使い、「何をしたいのか分からない」若者に自分の夢を見つけてもらうコーチング業を始めた【真知売フレア】。夢が見つからなかった青年【シューヤ】を指導しながら、一緒に成長する物語です。
この小説の中の日本では【転生児】と呼ばれる、普通の学校に馴染めない子どもたちがいっぱいいるという設定になっており、わたし自身、娘たちが学校に行けなくなる過程で文科省の資料にあたったりしていたので、少しだけお話に混ぜています。
フレアの転生児仲間の僧侶【念順(ねんじゅん)】も登場します。彼は戦国時代の有名武将の生まれ変わりという設定です。
また、シューヤは転生児ではありませんが、夢を見ている時だけは自分の過去世を思い出しています。その過去世に、シューヤが見つけられないでいる「夢」のヒントがあるかも……?
シューヤの幼馴染である【絵梨寿(エリス)】はお花屋さんに勤めています。休みの日にカフェで働くシューヤを手伝いながら、彼女自身も人生を立て直すために頑張っているという設定です。彼女は宗教二世という立場ですが、これは作者のわたし自身の経験が元になっていて、シューヤとエリスはわたしが離教した頃の年齢になっており、シューヤが彼女の聞き役になることでエリスにわたしの当時の気持ちを代弁させているところもあります。
わたしはその宗教団体で一時期物売りをしていたのですが、そっちの体験はマッチ売りの少女であるフレアに語らせています。
シューヤの前世を「戦国時代の小姓」にしたので、歴史関連本を10冊くらい読みました……元々は歴史が苦手なのでこの点は苦労しました。小説に反映させたのはページ数にするとほんの数ページですが、「日本人が正座するようになったのは江戸時代から」とたまたま動画で見て、戦国時代の描写をあわてて正座からあぐらに変えたり……。
調べながら書く小説は大変でしたが非常に勉強になりました。
マズローの五段階欲求説なども盛り込んだのですが、もう少し堅苦しくならない文章にしたいなあというのが今後の課題。
普通のあらすじじゃなくて言いたいことを書いてすいません。興味を持って頂けたら嬉しいです。よろしくお願いします。