あらすじ

「トラ」 キジトラのオス。大通り公園にある東屋のベンチ下が寝床の野良猫。人間の言葉を理解できる。(しかし話せるわけではないらしい……)トラを見つけても手を出したり騒いだりしない「みづき」に心を許し遊ぶようになる。みづき曰く「口調は荒いが、ものすごく優しい。実は喋れるんじゃないかと期待している」らしい。  「みづき」 11歳 小学6年生。母親と2人暮らし。暖かな日差しのように明るく真っ直ぐで優しい。父親はみづきが生後まもない頃に姿を消したと伝えられているが、いつの日か自分で探し出したいと思っている。トラの名付け親でなぜかトラが考えていることや声が聞こえる。トラ曰く「子供らしくねぇようで、たまに子供っぽい。真っ直ぐさが武器だがちょっとハラハラする」らしい。  人間の言葉が分かる野良猫「トラ」と他の動物の声は聞こえないけれど、なぜかトラの声が聞こえると言う男の子「みづき」が公園で出会い仲良くなった一年後の夏。通り雨に降られたみづきが「トラ」の寝床の東屋に駆け込んできた。いつもは明るく優しいみづきの表情が寂しげに見えた「トラ」は「みづき」の膝に乗り寄り添う。すると「みづき」は誰にも言えず胸にしまい込んでいたある日の出来事と思いを語りだす。

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エブリスタ
エブリスタ2025/06/29
  • 現在の作品通り雨の記憶ー始まりの予感