あらすじ
「ごめんね」――それが、彼女の最後の言葉だった。
入学式の日。
パンをくわえて走っていた私と、まったく同じ顔の少女・結南(ゆいな)が路地でぶつかった。
それが、すべての始まりだった。
一緒に笑って、泣いて、ふざけて、同じ時間を生きてきた。
でも結南は、私に言えない“裏の顔”を持っていた。
秘密。嘘。別れ。――そして、再会。
「生きてたんだよね?ねぇ、結南……!」
「ごめんね」
そう言った彼女は、もう二度と帰ってこなかった。
これは、すれ違ったふたりの少女と、
“その先”を生きるひとりの少女の物語。