あらすじ
「20年前、一人の患者が治験薬の副作用により尊い命を失った。その背景に隠された医療事故の真実とは……?」
新人看護師の佐倉沙菜は入職初日、式の最中に耐えがたい腹痛に見舞われ、倒れかけてしまう。
そんな彼女を外科医の三野和也が救ってくれたことがきっかけで二人は親しくなる。
彼女が配属された先は最も過酷と呼ばれる外科・救命救急科。
特殊な環境の下、沙菜は健気に奮闘し成長していく。
その成長を温かく見守り、時に優しく手を差し伸べてくれる三野に対し、沙菜はしだいに恋心を抱くようになる。
やがてゆっくりと確実に二人の距離が縮まっていくかのように思えた。
しかし内科医である狗飼遥一もまた、沙菜の純粋な姿に惹かれ、彼女を求めるようになる。
不安定な三角関係となり、二人の間で揺れていた沙菜は、20年前に投薬ミスを起こし病院を去った医者の息子が三野であることを知る。
そして、投薬ミスにより命を奪われた患者の息子が狗飼であったことも同時に知ることになるのだった。
これは一人の看護師が恋をした結果、これまで語られなかった過去の出来事を知っていく物語。