あらすじ
満州貴族の元で働いていた主人公の華輪は、その刺繍と裁縫の抜きん出た腕前により、わずか9歳という年齢で皇帝の命を受けて紫禁城の繍坊に入った。
そこでは、華やかな建物や妃嬪たちとは裏腹に、地味で過酷な労務があったが、華輪はくじけずに励んで皇帝の延羲帝から「孫のようだ」と目をかけられる。
しかし、その皇帝も華輪が11歳のときに崩御し、皇太子の鳳宗が皇帝に即位、凰壮帝となると、華輪を妃嬪である当応に抜擢してしまう。幼女趣味がおありなのかと疑問に思う華輪だが、拒否権はない。
しかし、妃嬪となった華輪は、その後夜伽も勤めずして昇進を続ける。
だが、華輪は「硝子の砂時計」というものの存在を知らなかったがゆえに、非業の死を遂げることとなった──。
その華輪が、皮肉にも硝子の砂時計で再び生きることを得て、今度こそ己の人生を全うすると決意し、凰壮帝と添い遂げるため強かに後宮で生き抜く。
乙女心と皇帝の心が通う、中華後宮ロマンスファンタジー!