あらすじ
修道院に治療に来るのは金持ちの貴族であり、治療をする聖女に対しても横柄な態度を取る者達が後を絶たなかった。
聖女に成り立てのアンは、フワフワでボリュームのある金髪のツインテールを揺らして怒鳴り返す。
そんな貴族に対して反抗的なアンに、修道士のガストンがいつものように手を上げているところへユリスが訪れて仲裁に入る。
ユリスは銀髪、銀の瞳を持ち端正な顔立ちで貴族女性からも人気の高い人物だ。
仲裁に入ったユリスにも、アンは「何も知らない癖に勝手な事を言わないで」と文句を言う。
ユリスはアンによって王国から庇護を受けている筈の聖女達が、実は親から大金で売られてきて酷い仕打ちを受けている事を知る。
アンは粗末な衣食住や修道士の暴力から逃れる為に、裏庭の木に登って修道院の壁を越えようとしたが、あやまって転落してしまう。
落ちてくるアンをユリスが受け止めて助けてくれたところから、交流が始まる。
アンは修道士に反抗して手だけじゃなくて足蹴りもするし、言葉遣いも丁寧とは言い難い。
自分の周りにいる深窓の令嬢とはまったく違うアンに、ユリスは何故か心惹かれていく。
アンも危険な時に何度も助けてくれたユリスを好きになっていたが、ユリスの正体を知らなかった。
ガストンと男女の関係を持ち聖女の力を失ったスージーが、力を失った事を隠して大聖女を名乗りだす。
大聖女として王妃の治療を頼まれたスージーは、アンに大聖女のフリをしてくれと条件を提示するが。
裏切りと逆襲の聖女伝