あらすじ
灼熱の赤い太陽が照り付け、異常気象により雨量が乏しい地域。そんな集落の一つであるウィチ村に住む村娘マリア・ヒンド、五歳。彼女は物心つく頃より、村長子息を中心とした虐めに遭っていた。
それを庇ってくれるのはマリアより五つ年上であるヴァーリ・イント、十歳。二人は兄妹のように仲が良く、二人でこの地域に雨を降らす為に勉学に励むと約束する。
五年後。マリア十歳、ヴァーリ十五歳。村長子息達による虐めは激しさを増していき、ヴァーリは庇うことを止めマリアを避けるようになる。しきたりが厳しい地域で男女が関わりを持つことを良く思われず、十五が成人とされる村でヴァーリはいつ嫁を迎えてもおかしくない立場。マリアはその現実に、心苦しい日々を送っていた。
年齢を重ねたことにより変わる二人の関係。マリアが虐められていた理由。村で行われていた残酷な儀式。
全てを知ったマリアは愛する人の復讐を果たす為に、涙を枯らさないと決めた。