あらすじ
「あの男を殺してくれますか__?」
彼女の瞳に、確かに殺意が見えた。
「この手を血に染めても構わない……」
「共犯者になってやるよ」
「報酬はお前の身体で……な」
俺はそう言って彼女を抱き寄せた__。
初めて身体を重ねた夜、私たちは『共犯者』になった__。
唯一の家族である妹・桜《さくら》を黛《まゆずみ》から守りたい。
馨《かおる》は上司である雄大《ゆうだい》に「共犯者になってやる」と言われ、身体を預けた。
『契約』だから抱かれているだけなのに、馨は雄大の甘い囁きと優しい愛撫に惹かれていく。
けれど、馨には雄大には打ち明けられない秘密を抱えていた。
私は彼には相応しくない……。
何も知らない雄大は、馨の望みを叶えるためにある計画を持ち掛ける。
「結婚しよう__」
一緒に暮らし始めた二人の前に、雄大の元カノ・玲《れい》が現れ、二人の結婚の邪魔をする。
「あなたを誰にも渡したくない――」
「欲しいものの為ならどんなことでもする」
言葉の通り、玲は雄大を取り戻すために手段を選ばずに迫る。
玲の存在を知った黛は、彼女を利用しようと考える。
「お前が守りたいのはなんだ__?」