あらすじ
「……要するにカレンが魔法をかけられたとき、このタウンハウスは出ることも入ることもできなかったってことだ」
クライミングローズ家の若き天才令嬢、カレンは何者かに永遠に眠り続ける呪いのような魔法をかけられた。
一方、凡庸な派遣社員合歓垣花怜(ねむがきかれん)は、異世界におけるもう一人のカレンであった。
己の身に危険が迫っていると感じていたカレンは、自身が活動出来ない状況に陥った際、自動発動する召喚魔法を先んじてかけておいた。しかし、魔法は不完全な形で発動。カレンの身体に召喚された花怜には、カレンの記憶が引き継がれなかったのだ。花怜は自分が本来のカレンとは別人であることを隠し、犯人を捜すことになる。
大きな手掛かりとなるカレンの日記から、彼女に秘密の恋人がいる事が明らかになるが……。
薔薇が絡みつくのはカレンを取り巻く憎悪と痛切な情愛。
心優しき薔薇令嬢。彼女を狙ったのは誰なのか。
この小説は小説家になろうにも掲載しております。