あらすじ
病弱で外に出られない子爵令嬢ライラの唯一の楽しみは、鏡の中の青年、アキと話をすることだった。
18歳の誕生日、ライラは父から悪名高い男爵、ピエタリとの縁談を告げられる。しかし、父には理由があった。男爵はライラの病を治す薬を持っているというのだ。
それでも結婚を拒むライラに、アキはそっと手を差し伸べる。
「僕の世界においで。」
鏡の向こうには、美しく穏やかな楽園が広がっていた。そこではライラの病も消え、自由に走り回ることができた。
しかし、父に鏡の存在が知られ、男爵の手によって鏡は砕かれる。 目覚めたライラは一週間も昏睡していたと知らされ、急遽結婚を進められることになる。
「アキ、ごめんね。もう会いにいけなくなっちゃった……。」