あらすじ
大国ベスカリアの英雄、竜将クシュラ。
幾多の戦争をその身で勝利を掴み、一人でさえ、国を滅ぼせる彼女。
竜と人間の子であるハーフドラゴンの彼女はベスカリアに数十年という長い年月をかけて、戦争を繰り返しては返り討ちにして、いくつもの国を滅ぼしてきた。そうして安泰を手に入れしばらくは平和という日常を手にした。
戦いの無くなった日々は少々退屈な気もしながらも、部下である兵士達を訓練したり、夜な夜な酒を飲んで酔っていたり。毎日適当に、面倒くさそうに生きていた。
そんな面倒くさがりでぶっきらぼうな彼女に父である竜皇帝クシュロブから突然の婚約の話が持ち出され、同じハーフドラゴンのユーリという男と断れない婚約をすることになる。
最初は認められず、彼を忌み嫌い拒絶していたが。彼の真面目な態度と、確かな強さに、だんだんと惹かれていく。
戦いしか知らず、不器用に生きていた彼女は愛を知り、その重荷の重なる心をだんだんと開放していく。
そうして愛を知っていくが……
そんな二人に残酷にも運命が牙を向く。
二人が出会ったこの時に、世界の闇が動き始める。
その運命に立ち向かう二人。挫折し、希望を持ち、先の分からぬ未来を目指して突き進む愛の物語である。