あらすじ
「本当の私は、あなたに恋しちゃいけない存在なんだ。」
呪いによって“女性の姿”に変えられた元・王子セレヴィスは、侍女として静かに城で生きていた。
自分の正体を隠したまま、それでも彼は――町の青年・ユリアンに恋をしてしまう。
一方、ユリアンもまた、王城の侍女“セレス”に心惹かれていた。
けれどその想いは、身分の違いや、どこか影のある彼女の態度に戸惑い、深く踏み出すことができずにいる。
両片想い。でも、真実を明かせば、すべてが壊れてしまう――。
月の光の下で、揺れながらすれ違うふたりの恋。
本当の「君」を知ったとき、この想いは罪になるのか、それとも――。
切なさと幻想が交差する、新星ファンタジー・ラブストーリー。