あらすじ
猛る女の聖地、東京埼玉都県境で日本の裏社会を牛耳るヤクザ界の広域組織をも動かすことになる、発熱の果実たちが導いた伝説の二つの夏…、そのど真ん中を疾走し、生き切った二人の少女…。
フツーの女子高生横田競子は、東京埼玉県境の女性勢力による既存フレーム転覆を仕掛けた最凶のイカレ娘、本郷麻衣に引き寄せられるように勢力再編ムーブメントの渦中へと身を投じ、火の玉川原での最終決戦の舞台で、麻衣と殺し合い寸前の死闘をやってのける。
結果、二人は崩壊の危機からよみがえった、都県境最大女性集団、”新生”南玉連合のメンバーとして己の情念をぶつけ合う道を選ぶ。
だが…、二人の”進路”には、東京埼玉県境を地盤とする、独立系ヤクザ相和会の会長・相馬豹一のある意図が見え隠れしていた…。
そしてケイコは、相馬から”ある条件”と引き換えに、麻衣同様の”立場”を得るのだが、その代償はなんと違法薬物を嗜むこと…、だったのだ。
かくて、白い粉をあぶったケムリが立ち込める中、意識が高揚した麻衣とケイコは、互いの魂というカベを超えようとしていた…。
それは、迷宮という名の運命の萌芽を待つ傀儡空間であった。
***
本作品の登場人物・相関関係については、『ヒート・フルーツ』全編版冒頭部にアップしてある登場人物プロフィール(全4バージョン)を参照ください。
注:本作品中、未成年の犯罪にかかわる表現・描写があります。閲覧の際はご留意ください。