あらすじ
「わぁ!『地獄送り』にならなかったのね!おめでとう!」
息を呑むほど綺麗な天使のその言葉で、僕は自分が「あの世」にいるのだと察した。
案内役の天使さんに、僕は今いる「冥界」のことやその中にある「天国」、神様たちや魂たちが生まれる前の世界について教えてもらい、さらにそこにある「転生の門」の存在を知る。
そこの「サネリア」という番人さんの審査に通れば魂は転生ができるらしい。
僕は自分が転生できるかどうか審査してもらうべく転生の門へ向かい、なんと転生できることがわかった。
でも後から聞いた話、転生の審査を通る条件は「思い出せる生前の記憶の量」。
かくいう僕は、生前のことなんてほとんど思い出せない。なのに、なんで……?
「僕は転生ができると知って、何になることを夢見るのだろう」
様々な出来事を重ねながら記憶を取り戻し、過去の自分とこれからの自分と向き合う。
——将来について悩むすべての人に送る、「あの世」を舞台にした物語。