あらすじ
私は、時を超え、世界のすべてを変えられる時航者。
やりたいことを、やりたいときにやる自由を持つ神に似た存在。
だが、その自由の行使は、常に世界に影響を及ぼし、時には破滅をもたらした。
私は何度も改変を繰り返した。
死を消し、争いを終わらせ、痛みを無くし、やさしさを強制し、全人類の心を一つにした。
だが、理想と現実の間で、私は気づく。
自由とは、他者の自由を奪うことでもあった。
完全な理解は、個の消滅を意味し、やさしさは義務になり、幸福は独裁の仮面に過ぎなかった。
そしてついに、私は最後の決断を下す。
“神”である自分を、この世界から消し去ること。
神なき世界で、すべての人は初めて真の自由を得る。
これは、神に似た者が辿った旅路の記録と束縛を越え、自由の意味を問う、世界改変ファンタジー。