あらすじ
――〝襤褸の魔法使い〟による魔法〝極夜のヴェール〟に閉ざされた大陸で、人々の希望は、騎士と聖火と、精霊だった――
百十五年後、〝ヒスタル大陸〟の空はヴェールの魔法により常闇に覆われた。
しかし、太陽が遮られても人々は〝聖火のランタン〟で暖を取り、順応して生きていた。
それでも、暗闇は犯罪を呼び寄せる。
国の平和を守りたいと願う、士官学校の生徒で騎士家出身のギルベルトは、一人前の騎士になるべく、〝夜の騎士〟ハーロルトのもとへ会いに行くことにした。
一度断られるも、足繁く通って四度目のとき、真夜中の空が陽光下の昼のように明るくなるほどの〝流星〟が出現した。
ギルベルトとハーロルトは共に流星が落ちた先へ向い、精霊の少女アンナと出会う。