あらすじ

大谷晴美は今から19年前、月丘雨音という恋愛小説家だった。デビュー作はちょっと評判になったが、その後書いた二作品はぱっとせず、そのまま書けなくなった。 それから交際中だった幼なじみの明生と結婚。後に授かった詩織は10歳になる。今は築25年の中古住宅で穏やかな生活を送っていた。明生の仕事は占い師で、生まれつき目が見えない。その事に興味を持ち、鑑定に訪れた編集者エリは、占い本を出さないかと勧める。エリは晴美が小説を書いていた頃の知りあいだった。なので明生は自分の本より、晴美がまた小説を書いたら出版してくれるか尋ねる。だが晴美はもう書かないし書けないと怒り出す。晴美には苦い思い出があった。本を出した頃、評論家にけなされ、陰で友達にもいろいろ批判され、晴美は書くのが怖くなり、今に至る。ところが、詩織に図星を突いた言葉をぶつけられ、もう一度何かを書こうと決心する。  エリからミステリー小説を勧められた晴美は、試行錯誤の末、作品を書き上げるが、明生と詩織から厳しいダメ出しを食らう。  ある日、近所のマンションの戸に「バカ」「アホ」「シネ」などと書かれた、落書き事件が起きる。ミステリー小説を書きたい晴美は、その事件に興味を持ち、いろいろと調べ始める。  まもなく二件目三件目と同じ様な落書き事件が連続で起き、好奇心旺盛な詩織と冷静な判断力を持つ明生と共に事件の真相を突きとめようと奮闘するが·····。

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エブリスタ
エブリスタ2022/01/29
  • 現在の作品大谷家のミステリーな生活