あらすじ
——命を賭して飛んだ、あの空の先に。まだ見ぬ“生”があった。
太平洋戦争末期、特攻隊員として飛び立った朽木想太は、死の淵で目を覚ます。
そこは、四つの帝国が空を支配する異世界――魔導と空船が空を裂く戦時の世界だった。
死を運命づけられた青年は、再び空を得る。
だが今度は“墜ちる”ためではない。“生き抜く”ための飛行だった。
空賊との邂逅、帝国の陰謀、空戦に生きる仲間たち。
過去の記憶を胸に、彼はもう一度空に「夢」を見る。
それは失われた希望を取り戻す旅。
そして、まだ見ぬ地平を目指すたった一度きりの飛行航路。
命を燃やし、空を翔ける。
あの時果たせなかった「生」を、——もう一度。