あらすじ

「サキのタトゥー、好き……」 「可愛いでしょ。お気に入りなんだ」  たわれるように舞う二匹のジャコウアゲハ。一目で魅了されてしまった。蝶の羽を描いている繊細なグラデーションに、いつも目を奪われる。 「ワタシもタトゥー入れたいな。サキと同じヤツ」 「やめときな。痛いよ」  そう言った後で、サキは何かに思い至って吹き出した。 「あんた、タトゥーより痛そうなの、いっぱい入れてんじゃん」  この気づかいのなさが好きだ。思わずつられて笑ってしまう。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
エブリスタ
エブリスタ2024/10/14
  • 現在の作品わたしは花瓶。呪文のように言い聞かせる。