あらすじ
星が、彼を選んだ――。
海辺の小さな村に暮らす少年・カナタは、生まれてすぐに両親を失った孤児。だが、村の図書館主ヨクに引き取られ、深い愛情の中で育てられてきた。カナタは星の文献や古語に親しみ、夜空を見上げることで、世界の広さと未知を夢見る日々を送っていた。
ある日、村の沖に落ちた“星の欠片”を巡って、帝国の探索隊が村を襲撃。図書館は焼かれ、ヨクも命を落とす。残されたのは、カナタの手の中に輝く欠片と、ヨクの言葉――「セブンスクロールを探せ」。
それは、世界に七つだけ存在すると言われる、過去の記憶と未来の鍵を記した伝説の書板だった。
星の欠片が放つ光に導かれ、少年は幻視を見る。
そこには、まだ誰も知らぬ真実と、旅の始まりがあった。
これは、星に選ばれた少年が、愛と喪失を胸に未来を紡ぐ“星巡りの航路”。
壮大な感動の冒険譚、開幕。