あらすじ
潤は、藤の妖精として自らが作った幻想の藤棚に生息し、時折、パートナーの碧や息子の蒼の家族と穏やかな日々を過ごしている。
潤の日々の仕事は、藤棚の管理と「孫」の優陽を預かる事。穏やかに優陽の成長を見守る。
潤は生前は歌手で、藤棚の妖精として転生した。
転生の条件は
「自らが作った藤棚のみで生きる」
「掟を破れば、二度と転生ができなくなる」
そんな中、危機に瀕した優陽に、潤が下した決断はーー
(登場人物)
潤(62歳 男性)
碧と蒼の願いによって、藤の妖精に転生し藤棚に生息する。生前は歌手で、奇跡の藤棚を作り上げた。背中に紫の藤と、紫の羽を帯びている。
空羽 優陽(0歳 男性)
潤の孫で、蒼と翡翠の息子。親子の仕事の関係で潤に預けられる。潤の義父と同じ名前で顔立ちも似ている。潤の歌声が好き。
空羽 碧(56歳 男性)
潤のパートナーで人気AOR歌手。不器用だが天性の透明感あふれる歌声で魅了し、潤を一途に想い息子夫婦を常に気にかける。背中に白い藤が施されている。
空羽 蒼(26歳 男性)
碧と潤の息子で、人気若手作家。優陽の父親。背中に薄紫色の藤が施されている。
空羽 翡翠(31歳 女性)
優陽の母親で蒼の妻。生き辛さを抱える子供達の居場所の運営を担っている。過去に転生し人間として生を受けている。