あらすじ
異質、異端、異能、それが自分のカテゴリー。それは目に見えぬ鋼の鎖のごとく、きっと死ぬまで外れぬ楔なのだろう。
*こちらは「海より深く」のスピンオフです。海深の既読前提の作品となっています。海深は電子版(全4巻)にてお読みいただけます。
〈海深のあらすじ〉
当時4歳であった流風は母親を亡くし(父親は不明)児童養護施設ひかり、通称マグノリアで過ごしていた。流風は風の声を聞くことができるという不可思議な能力を持っていた。そのため周囲から不気味がられ、幼い流風の心は周りを拒絶していた。そんなとき、マグノリア出身で慰問に来ていた西宮紗那と出会う。紗那は流風の能力に理解を示し、流風の心を開かせることに成功する。そして流風は、紗那と繋がりのあった、叔父である片瀬慎吾と運命の出会いを果たした。慎吾に引き取られた流風は、紗那と慎吾以外にも理解者を得る。
慎吾が属する桐島組の面々。紗那の高校時代からの心友、高木里香。その里香の恋人、篠崎拓海。紗那と里香が通うダーツバーのオーナー、蓮杖一鷹。そこに集う仲間、陸、智史、雄一。彼らに守られながら流風は成長していく。
そして。
風ありて。流風の恋がいま、ーー始まる。