あらすじ
気を失っていた皇碧(すめらぎ・あお)がゆっくり目を開けると、そこは見たこともない場所だった。
自分を抱きかかえているのは、見目麗しい美青年。彼はこの国の最上位魔法師だという。
魔法師、なにそれ?
辺りを見てみると、現代日本ではありえない服装をしている身分の高そうな人々や剣を携えた騎士らしき男たちの姿が。
状況がわからず大混乱している碧は、あれよあれよという間に聖女判定なるものを行われる。
「この者は聖女ではない!」
聖女でなどあるはずがない。自分は現代日本に生きる、ただのOLなのだから……!
心細い思いをしていると、一人の騎士が碧に近づいてきた。
彼の名は、オスカー・ジュール。意思の強そうな紺碧《ディープブルー》の瞳が印象的な、凛とした青年。彼は碧に、淡々と告げる。
「君を元の世界に帰すことはできない」
そんなぁーーー!勝手に連れてきて帰せないってどういうこと!?
会社と家を往復するだけの地味生活。唯一の趣味はアクセサリー作り。
そんな彼女が、ある日突然異世界に召喚されてしまった!
召喚された先「アマルフィア王国」で生きることになった、碧の運命は──?