あらすじ

相貌失認という生まれつきの特異な症状を抱え、顔では人を識別できないOLの服部真美。彼女は人の声や仕草、そして「うしろ姿」に込められた微かなシルエットだけを頼りに、人間関係を築いてきた。 ある日、新人営業マン・吉岡拓海の背中に心惹かれた真美は、徐々に彼との距離を縮めていく。同期から聞こえてくる声、ランチタイムに並ぶ列の隣に立つあの背中、そして残業中にひとりだけ残るオフィスでそっと差し伸べられた手──。 顔が見えなくても、声と背中で真実の気持ちを伝え合う二人。プロジェクト成功の祝賀会を経て、拓海から贈られた銀のネックレスには、「君の背中と声は、いつも僕の心に刻まれている」という言葉が添えられていた。夕暮れの屋上で、夕陽を背に並ぶ二人は、かつてないほど鮮やかな世界を、新たなシルエットとして刻み込む――。

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エブリスタ
エブリスタ2025/07/19
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