あらすじ
自然豊かな美しい山々に囲まれた小国、コルベンヌ。
ここコルベンヌ王国には、太古からの精霊の加護が宿り、王国に生を受ける王族や貴族の髪には、『精霊色』という不思議な輝きが現れるのだった。しかし――
ロイズ伯爵家の令嬢として生まれたティーの髪には、精霊色が無かった。
くすんだ灰色の髪のティーを、父親である伯爵は忌み嫌う。
しかも、ティーの異母妹であるアリーシアは、『ダイアモンド・プラチナブロンド』という稀少な精霊色を生まれ持っていた。
そしてティーは、アリーシアと義母エレノアの策略によって、ロイズ家から勘当され使用人にされてしまう。
不遇の日々を送るティーであったが、ある日ロイズ伯爵に、アリーシアの身代わりとなってクライン辺境伯家に奉公するよう命じられる。
クライン家でティーが付くことになったのは、辺境伯家の次期当主・セレスティン。
そう、それが――彼との出会いが、ティーの運命の扉を開く、全ての始まりだった。
みすぼらしい使用人だったはずのティーに隠された秘密。
捨てられた”灰色少女”の、本当の姿とは…?