あらすじ
永山紫乙(ながやましお)は市役所を退職後、音響スタッフ、動画配信者「オツ」として、アパートの一室である自宅を仕事場にして働いている。半年前に一人暮らしを始めたからだ。そして、実家にいるときから続いている部屋の中で鳴るラップ音が新居でも続き、紫乙の運命が変わる。それは、ある霊との出会いだった。実は彼らはある宇宙種族なのだが、紫乙は霊だと思い込んでしまう。彼らはヨールという女性と、ルークという男性だった。ルークは紫乙のことを花嫁だと言い、部屋に居座ると言い出した。そして、2人の同居生活が始まる。休日は動画配信のために心霊スポットに出かける紫乙にルークが同行するようになった。そして、紫乙は口説いてくるルークに心を許し、恋に落ちてしまう。
紫乙の兄は月島鳳李(つきしまおうり)といい、父親違いの兄妹である。鳳李はキシヤマ味噌の会社社長だが、霊能者としての活動を口コミでしている。さらに、鳳李がルークの姿を見て、そのかっこよさに一目惚れしてしまう。鳳李は男性が恋愛対象であるから、紫乙はルークのことを取られまいとしようとして、焦ってしまう。ルークは男性も好きだというからだ。鳳李は数々の浮名を流してきたモテ男だ。一方で、紫乙は一年間だけ結婚生活をしていた夫から手を出されることが無く、恋愛経験もほとんど無い処女であり、兄に勝てないと思っている。
そして、鳳李にはある男性(ユリウス・バーテルス)との出会いがあり、紫乙とルーク達は、その恋を応援することになる。そして、ルークが自分たちは霊では無く、違う存在だと打ち明けてきて、紫乙の運命が知らされることになる。
あなたと恋をしても良いですか。私はこんな女(41)ですが、私が死んでも一緒にいてくれますか。不思議な宇宙人男性との、切なくてほろ苦い、溺愛ラブストーリー。2人でいるけれど、他の人から見たら1人だから、遊園地に行くときも映画館も、漫画喫茶も一人分。デート代の節約をする紫乙とルークのラブコメディー。