あらすじ
1999年春。
夢はプロの一流料理人ーー
調理師専門学校に通う遠野映時《とうのえいじ》(18)は帰り道に高校時代の同級生・一乃瀬遠子《いちのせとうこ》から告白され、毎日のようにアプローチを受ける。
次第に彼女を深く知りたいと思うようになった映時は遠子を専門学校内に案内する。そこで季節はずれの台風に遭遇し学校内に閉じ込められてしまう。
停電、かつ暗所恐怖症が遠子を襲い震えが止まらなくなるも映時のとっさのキスにより気持ちを落ち着かせていく…。
台風が収まり門の前に向かう映時は告白の返事をする。
“俺なんかで良ければ”
涙を流す遠子の頬に触れ、再度口づけを交わし二人はこの日を境に恋人同士となる。
カリスマ的人気を誇る親友・椎名聖《しいなひじり》や悪友の牧野貴大《まきのたかひろ》・西川颯《にしかわはやて》等に報告するも映時の心にはある人物が頭の片隅から消えずにいたーー
順調に遠子と交際していく映時。そんな中、遠子と立ち寄った雑貨屋でもう二度と会うことのないであろう人物と再会を果たしてしまう。
つかさーー