あらすじ
SNSで“理想のカップル”と呼ばれる蒼真と莉桜。
東京タワーを背景に交わすキス、ブランドホテルでの甘い日常――
完璧に映えるその世界は、愛と幸せの象徴だった。
だが、その“愛”は、最初から嘘でできていた。
莉桜は、裏で「別れさせ屋」を操る冷徹な女。
恋を仕掛け、関係を壊し、依頼主に報酬を請求する――
そんな仕事の裏側で、彼女は“映えカップル”という理想を演じ続けている。
理由はひとつ。莫大な借金と、母の過去を背負っているから。
そのチームにスカウトされた大学生・葵は、
莉桜のカリスマ性に魅せられながらも、どこか壊れた彼女に惹かれていく。
だがある日、葵は莉桜の部屋で古い写真を見つける。
そこに写っていたのは、幼い莉桜と――どこか蒼真に似た少年だった。
胸に走る疑念。
莉桜と蒼真は、本当にただの“恋人”なのか?
それとも――生き別れたきょうだい?
一方、SNSで流れる“完璧な恋”の裏で、
匿名アカウントが暴露を始める。
《映えカップルは嘘の塊》
#映えカップルの闇 #偽装カップル
コメント欄は炎上し、ファンの熱狂と憎悪が交錯する。
そして暗躍する男・神楽。
莉桜に囁く冷酷な言葉――
「愛なんて、燃やして灰にするのが一番儲かる」
華やかな映え投稿。
その裏で進むのは、計算された破滅のシナリオ。
すべてが嘘でできたこの恋の終焉に、
待っているのは――
燃え尽きるほどの炎上か、
それとも、禁断の真実か。