あらすじ
ガーデニング専門誌の編集者である呉島にはひとつ憂鬱のタネがある。連載記事を担当している人気ガーデナー、立花から徹底的に嫌われているのだ。
呉島は立花を初めて見たときから、彼にも、彼の庭にもあこがれていた。惚れているといっていい。しかし取材のたびに冷たくされ、細かい難癖をつけられる。なぜこんなにも嫌われるのかわからない。夏のある日、撮影取材中に立花から投げつけられた言葉に呉島はついに耐えきれなくなり、担当の交代を申し出る。しかし意外なことに、立花は慌てて引き留めてきた。
「……好きな子いじめだったと思っていいんですか。俺にずっと冷たかったこと」
「そう思ってくれていい。悪かった。うらやましかったんだよ、君が」
* * *
夏至の美しい植物園、秘密の庭で心を通わせあう男ふたりの、数日間の短い話です。
どんなに冷たくされても相手のことが嫌いになれない年下の男と、そんな彼のことを憎からず思っているのに素直になれない年上の男。彼らの心を近づけたのは、さて、何だったのでしょう…?
夏の植物の香りと、夢うつつの怪談めいた夏至の空気を、ほんのり感じていただけたらいいなと思って書きました…どうぞよろしくお願いします♡
◆表紙イラスト
ほしふるほたる様 https://twitter.com/HoshifuruHotaru
◆スター特典のご案内
<スター1個>ほしふるほたる様によるキャラクター設定画と表紙別デザインのご紹介です。どなた様もこちらをご覧になって、ぜひ麗しいふたりの顔を思い浮かべながら本編をお読みください…♡
<スター5個>本編のその後、ふたりのおうちデートの様子を短編にしました。呉島君のがっつきワンコっぷりと立花さんのツンデレっぷりをお楽しみいただけましたら望外の喜び…っ