あらすじ
内戦が続く中、後方へと左遷されてきた海軍少尉のラルフ・フェルドマンは、管轄下の灯台で一人の美しい青年と出逢う。
リロイ・アドラーと名乗る左右で瞳の色の違うその青年は、なぜ初対面のラルフの名前を言い当てたのか。どうしてこんな寂しい土地で灯台守などしているのか。
戦死した親友の形見を胸にリロイの灯台を再訪したラルフは、そこに、殺伐とした日常を忘れさせる安らぎを見出す。
しかし、ヴァイオリンの音色が響くその灯台にも、内戦の火は容赦なく迫っていた。嵐の気配と硝煙の匂い。張り巡らされた謀略。緊急信号を発する通信機。リロイの身を守るため、ラルフは……。
※2017年に公開した作品の改稿版です。当時の作品にいただいたスターやコメントなどは反映していませんが、とても励みになりました。改めてお礼申し上げます。