あらすじ
時は大正時代。
華族が国民の見本になるべく存在として敬われていた。
だが男爵家の長男である児玉明澄は自身の家が落ちぶれていることから、実の姉に闇競売に売られてしまう。姉からは奴隷のように扱われ、身体を売り日銭を風がされていた。
日々に希望を見いだせず、亡くなった父のところに行きたいと願っていた。
だが明澄を競り落としたのは公爵家である千城寺クアンだ。
千城寺家に世話になるが、姉と母から奴隷のように扱われていたため明澄は心に深く傷を負っていた。
そんな明澄にクアンは真綿に包むようにやさしく接してくれた。
ーー「僕のフィアンセになって欲しい」
傷ついた明澄の心をクアンの広い心が癒してくれる。
こんなに大切にされていいの。どうしてこんなに愛してくれるの。
クアンの態度に疑問を持ちながらも明澄は段々とクアンに心を許していくーー