あらすじ
身長一四七センチの私。
コンプレックスを克服するためには死ぬ気でトレーニングするしかない。
だって身長一七五センチもあって私よりもよっぽど原石なあの子が目の前にいるから。
高校のプロレス研究会所属の威風希咲は転校生を勧誘した際に一発のキックでやられてしまった。その時、絶望的な身長差と体格の違いから自分のやってきたことが全て否定されたような気持ちになった。それ以来プロレスラーを目指す威風希咲はリベンジのために誰よりもトレーニングに励む。否、トラウマを克服した上でリベンジを果たすと燃える。
一方、元プロレスラーの娘であり転校生の高峰狼奈は「プロレスが嫌い」と発言。実力も無いくせに挑んでくる威風希咲のことをよく思わない。しかし、とある出会いがきっかけでプロレスと向き合うことになる。
そんな二人は己の「本物」と「強さ」を前に悩み、そして対峙することとなる。
*表紙は『かんたん表紙メーカー』様にて作成。
*第六回 氷室冴子青春文学賞 応募作品