あらすじ
ふいに降り出した大雨の中、押し入り系闇バイトの下見役の俺は、傘もささずにずぶ濡れで歩く女を、自分の傘に入れてやった。
そのお嬢様は、お礼にと自分の家に俺を上げたが、そこは偶然にも俺が下見に行く予定の家だった。
しかも一人暮らし?
これは一石二鳥、いや三鳥か。
俺は今、据え膳を戴き、ついでに家の中を探索して事前に金の隠し場所をつかんでおけば、当日の実行犯たちも楽だろうし、「金はどこだ」とか言ってこの女を傷付けるようなことも不要となる。
あぁ、こんな気遣いができる俺は、根っからの悪人なんかじゃないんだよなぁ、やっぱり。
(2025.06.04)