あらすじ
五十嵐大蔵は、かつて賞をとり先生とまで言われた作家。しかし今ではその栄光も忘れられた普通の老人となり、自分のことを、何もできないと考えていた。
そんなときに1人の青年、白石颯太に出会う。颯太は、自分にできることはなにもないと未来に希望が持てず自死を図ろうとまで思い詰めていた。
高齢の大蔵と若くて未来のある颯太。相対して話す中で、大蔵は颯太のとある言葉から自分にしかできないことを思い出す。
後日大蔵が颯太に渡した小説には、悩める颯太に届けたい言葉が……。
元作家が、『自分にしかできないこと』を見つけ、『あなたにしかできないこと』を伝える作品。
「私にしかできないこと」コンテストの文字を見た途端に頭に振ってきた作品です。