あらすじ
六年ぶりに故郷の小鹿沢町に帰ってきた中澤拓巳は、蛍が舞う水辺で幼馴染みの花菜と再会する。
花菜とはある理由があって、ずっと関係がギクシャクしていたが、それも時間が解決してくれて、また昔のように仲良くやっていけそうだ。
あとは家業の農家を継ぐために、ひたすら努力あるのみ。なのだが、何故かやる気が出ない。
自分は農家には向いていない、その資格がない、という謎の声が、常に心の中で邪魔をしてくるのだ。
一体その声の正体はなんだろう?どうやら子供の頃の体験がもとで、それには花菜も関係しているらしい。
奔放な花菜に振り回されながらも、楽しい田舎の毎日が始まる。それは自分を見つめ直し、心の整理をする日々でもあった。
やがて拓巳は生命の尊さや農業の大事さを改めて認識し、この土地で生きていく決意を固めるようになる。