あらすじ
穏やかな日常を送る宝条家。35歳の行雄、34歳の奈津子、そして6歳の美咲の三人家族。
七夕の夜、行雄が帰宅すると、妻の奈津子は町内会の片付けで不在だった。娘の美咲が語る「ママの美しい浴衣姿」に、行雄の胸に小さな疑念が芽生える。
奈津子は本当に片付けだけだったのだろうか?
美咲が興奮するほど美しかった浴衣は、どこで手に入れたのか?
愛する妻を疑いたくない行雄の想像は、やがて一人の男性の存在に辿り着く。
有名ファッションデザイナーの水嶋蓮。娘の友達の父親でもある彼は、かつて奈津子と...
年に一度の七夕の夜に織りなされる、愛と疑念、純愛と背徳の物語。
34歳の女性が抱える、複雑で美しい想いを丁寧に描いた大人の恋愛小説。
※この作品には心理描写を重視した大人の恋愛シーンが含まれます。