あらすじ
コロナ禍——。
丁度その頃、高校二年生だった僕は、クラスメイトの如月香澄に片想いをしていた。
しかし、陰キャな僕がクラスのアイドルたる如月香澄と恋人になるなど、夢のまた夢でしかない。
つーか、話したことすらない。
ある日、僕は如月香澄が心霊ものが好きだということを知る。
意外、と思いつつも、だからといって僕に霊感があるわけでもなく、怖い体験をしたわけでもなく、何かできるわけでもない。
日常は変わらない。
だけど、僕が部屋で如月香澄を悪漢から助ける妄想を、その様子をバカみたいにスマホで撮影した動画に、女性の幽霊が写っていた。
これで如月香澄と話すことができる・・・!
そう思ったけど、半裸で寸劇をする自分の姿を(しかも香澄、愛してるとか言ってるし)如月に見せるわけにはいかない。
であれば、どうするか?
もう一度撮影すればいい。
こうして、僕は友人の晋作と一緒に、心霊動画を作ることにする。