あらすじ
「フィオナ・フォンベルク嬢。私は君と結婚することは出来ない」
平民でありながら、その人並外れた魔法の力で、王国第一王子クラウスの婚約者となったフィオナ。しかし、王立魔法学園を卒業する日に、突然婚約破棄を告げられる。
理由は、フィオナと同級生の伯爵令嬢・サリアが、フィオナを超える魔法の成績を叩き出したこと。王子の正妃となることが重圧だったフィオナは内心大喜びだったが、そんなフィオナにクラウスは、自分の部下と結婚してこの国を支えてほしいと申し出る。
有無を言わせぬクラウスの瞳を前に、拒否することも出来ず口を噤むフィオナ。
そんなフィオナを救い出したのは、クラウスの従兄弟でもある魔法騎士・エリオスだった。
エリオスはその場でフィオナに結婚を申し込み、2人は婚約者同士となる。
王族でありながら、騎士として民を守る仕事に奮闘するエリオス。
学園時代から憧れの先輩だったエリオスとの婚約生活は、穏やかで心地よい日々だった。
そんな中、王宮の周りでは不穏な動きが出始める。
王族の収賄疑惑に、不自然な事故。そして犯人の魔の手は、王子クラウスへ――
王宮を取り巻く事件に、やがてエリオスやフィオナも巻き込まれていく。
2人が辿り着いた真実は――?