あらすじ
冬休みのタイミングで故郷であるマラウイ村に帰って来た《ニオ・フォック》。
数ヶ月ぶりの変わらぬ実家の姿に感慨深い気持ちになりながら、彼は玄関を開ける。
そうして玄関先で顔を見せたのは、変わらず健在な両親、《ティガルダ・フォック》と《アクータ・フォック》。
それとなぜかいた私服姿の《パトル・パラセル》だった。
彼は目の前にいるパトルの姿になぜパトルが?と思わず固まってしまう。
そんな彼に微笑んだ両親とパトルからの「お帰りなさい」という言葉。「え、あ、うん、ただいま」彼はなんとか頷く。
「元気そうで良かった。さてニオも帰って来たし朝ごはん用意するわね」とアクータが台所の方へと小走りで戻っていく。
「俺も手伝うよ」それを追うようにティガルダも玄関からいなくなり、彼はパトルは二人きりになる。
そんな中、青い瞳をパトルはずっとニオへと向け続けていた。
「……あ、あのさ」
「ん?」と小首を傾げるパトル。
「なんでパトルが家にいるの……?」
──
彼にとって予想外の展開の中、実家での冬休みが始まった。