あらすじ
処刑台に立たされた瞬間、彼女の唇に触れたのは“真実を語る唄”だった――
浮遊大陸《リセルド》を舞台に、政治の渦に翻弄された“悪女”シンシアが、命を賭けた逆転の人生をやり直す。
前世では誰にも信じられず、契約結婚の果てに裏切られ、母としても妻としても、当主としてもすべてを失ったシンシア。
だが、過去に戻った彼女は「今度こそ、自分の意志で幸せを掴む」と誓う。
彼女の武器は剣でも魔法でもなく、“語る力”――
真実を紡ぎ、誤解を解き、知略を巡らせ、国家を揺るがす策を打ち出していく。
封印された鉱山の精霊、夢を操る蜘蛛、記録を改ざんする断崖の図書館。
幻想が息づく空の大地で、シンシアは政略結婚・継母との絆・家族の再建・王族との対立を乗り越え、
ついには「語り部の記録官」として新たな歴史を書き始める