あらすじ
わたくしはスターク伯爵令嬢・・・。名前はまだ無いみたいです。
本編には登場いたしませんの、たぶん。(きぃっ。悔しい)
わたくしは王立!王立ですわよ。魔法学校へ通っております。
王国唯一の王立魔法学校への入学は。わがスターク伯爵家では、大叔父以来40年ぶりの快挙となりますの。いかにわたくしが親族に期待されているか、とうとうとお話ししたいくらいですわ。
狭き門の王立魔法学校へ入学できるのは、身分の高い方が多いのです。
魔法力の強さが違いますもの。
ですから、この学校で。
わたくしはコネを見つけるべく頑張るつもりでいます。
出来ることなら、第1王子の妃候補と呼び声高いアスター公爵令嬢とお近づきになりたい。4年前には、そう願いながら入学式に臨みましたわ。(いまだに叶っておりませんけど)
新入生挨拶は、事前の試験で1位の方と決まってます。
公爵令嬢が優秀な方だということは聞き及んでおりましたし。
彼女か、もしくはカントナ公爵のご子息がご挨拶なさるものと待っておりました。
それなのに。
わが学年の新入生挨拶は。なんと子爵家の女性だったのです。
公爵家のご子息、ご令嬢を押しのけて!
その後も4年間。彼女は首席の座をだれにも渡しておりません。
皆が煙たがるのも当然というもの。
その女性はひょうひょうとした態度で、誰の進言も受け付けません。
髪をまとめ上げ、地味な格好で化粧もしてこない(いえ、薄く日焼け止めをしているのは化粧とは認めませんわ)のです。
まったく。なんて方なんでしょう。