あらすじ
女王ルティシータは、かつての恋人であり婚約者でもあったイルセン・シャダール将軍に、今も想いを寄せていた。
しかし、今の彼には妻がいる。
いくらイルセン達が結婚当初から仮面夫婦で、今も尚そうであろうと思われていても、それは決して許されない想いだったのだ。
また、この国の女王は不思議な力を持つ代わりにその力の持続のために乙女であり続けなければならないため、譲位するまで、もしくは生涯を独身でいる事が求められる。
本来であれば女王となる身ではなかったはずのルティシータは、五年前のある出来事のため女王になる事を余儀なくされたが、折れそうな心を隠し続けながらも今はどうにかその運命を受け入れていた。
ところが祝祭の準備の最中、ルティシータは、女王からの祝福を受ける出産間近な夫婦のリストの中に、イルセンとその妻の名前を発見してしまう。
仮面夫婦だったはずのイルセンの妻に間も無く子供が生まれるという事を知り、ルティシータは強い衝撃を受けるのだった。
※この作品は、ムーンライトノベルズで完結済みの作品(『処女王の祝福』)ですが、タイトルと性描写などの削除と、中盤から改稿してこちらに投稿しております。