あらすじ
僕の伯母は心の病になり40年以上入院し、一歩も病院の外へ出ることなく入院先の病院で生涯を終えました。
父方の祖父も心に病を負っていたらしかったのですが祖父に関してはほとんど何も知りません。
統合失調症という病に関しては『ブラックジャックによろしく』という漫画を読んでいたのでどのような病気なのか、そして精神病という病に対する世間の偏見の多さも理解はしていました。なので僕自身できるだけ偏見を持たないように努めていました。
しかし、知識はあくまで知識にすぎなく身近なところでこの病に出会うことがなければ知識も薄れてしまいます。
そのような状態ですからあるとき突然、妻がそのようになったとき、その兆候を察し、それが病気であることを理解してあげることなどできない状態でした。
正しい知識がなければパニックに襲われます。
僕も妻が統合失調症であるということに気づくまでパニック状態でした。
もっとも、気づいた後でも知識に乏しく途方にくれる日々をすごしています。
これはその始まりから退院までの物語です。