あらすじ
素敵な表紙[link:ilst_view?w=24502341]はMARI[link:crea_u?c=U2FsdGVkX18xXOTc5MDkyNuNkS3VCW6HPwOT8oJNrzXM1]様です。
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花渡side 予兆[link:novel_view?w=24536122]
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「別に抱きたいわけじゃない」
けど、温もりだけは一人占めしたい。
そう言って、毎月一晩100万で俺を買う人物がいた。
金はいらないと言っても、金を払わないと意味が無いらしい。
「人間は裏切るけど、金だけの関係は用できるっしょ?」
一晩、俺の腰に絡みつくように、甘えて眠る。
青桐 暇(あおぎり いとま)27歳。
職業は、AV男優。
「初めまして。弁護士の花渡です」
感情もなく抑揚もない声で淡々とそう告げた。
祖父の愛人だった男が、何食わぬ顔で俺に初めましてというのが新鮮だった。
「……あんたって抱く方? 抱かれる方?」
何を言っても俺に興味を示さない。それなのに暇と眠った日は俺の前に現れる男。
花渡 司 (はなわたり つかさ)34歳
「……いっそ二人で襲ってみようか」
暇の提案から始まった、俺達の歪で不完全で、名前の無い関係。
ただの『愛』なんてこの世には無くて。
あるのはいつも、理由を持った焦がれる恋情。
中小企業の商品開発部で働きながら、ゲイ専用デートクラブで働く
土御門 吾妻 (つちみかど あずま) 22歳